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Bちゃんの教え
- 2013.05.20 | ブログ
春は出逢いと別れの季節と言いますが、今日は先月末にお引越しされた
フレンチブルドッグ「Bちゃん」のお話です。
院長に「ワンちゃん、猫ちゃんは、自分の事をしっかりお世話してくれる飼い主さんを選んで家族になる」と
名言を産ませたBちゃん。
複数のご病気を抱えているにも関わらず、明るく前向きに頑張っていました。
優しいお父さん、お母さん、可愛いお姉ちゃん達に連れられ、
当院の待合室を自分の別宅のようにしてくつろぎ、
慣れた足取りで診察室へ入って来ていた姿が懐かしいです。
ご機嫌な時は、ハイジャンプをしながらスタッフに挨拶をしてくれていました。
どんな時でも真っ直ぐで無邪気なBちゃんは、誰にでも平等に愛をくれていました。
皆に、どれだけ愛情豊かに育てられているのか、Bちゃんを見れば一目瞭然。
愛が全身から溢れていました。
お引越しされて、会えない事がとても寂しいです。
Bちゃんとの別れは、中島みゆきの「時代」を思い出さずにはいられませんでした。
今までいつでも会えていた人が突然いなくなったり、長く付き合おうと思っていた人と疎遠になったり、
思ってもみなかった人と仲良くなったり・・・。
毎日、同じ事の繰り返しのように思えますが、確実に人生は大きくなっているし、
自分に関わってくる人の輪も広がっていきます。
人間は、大切な人に対しても愛情を出し惜しみしたり、
感謝の言葉を先送りにしたりして後悔する事がよくある生き物だと言います。
Bちゃんは、そんな人間に「くだらないプライドは捨てて、好きなものは好き♪いつでもご機嫌でいよう♪」
と教えてくれていた気がします。
Bちゃん、時々私たちスタッフの事を思い出してくれているでしょうか??
きっと新しい病院のスタッフさんに可愛がられて、愛されている事でしょう。
誰にでも愛されBちゃんの事だから、今日も元気いっぱいハイジャンプをして
皆を笑わせてくれているのではないでしょうか?
もうすぐ暑い夏がやってきます。暑がり屋のBちゃんがちょっと心配です。
ちゃんとお食事して、適度な運動をして、ぐっすり休んで元気でいてください。
いつかまた必ず会いたいな。