犬の避妊手術
生後6ヶ月を過ぎると避妊手術を行うことが可能です。 この手術は、望まれない妊娠を避けることができるだけでなく、
子宮蓄膿症、乳腺腫瘍や卵巣ガンなどの命に関わる病気にかかるリスクを避けることができます。 また、家族の一員として過ごしていくために、
発情期のストレスを抑えるという理由もあります。発情期のストレスは、心臓・腎臓・肝臓の病気の原因にもなります。
※オスは去勢 メスは避妊と呼びます
- 手術前日21:00
夕食は21時までに済ませてください
- 手術当日9:00
飲水は9時まで可能です
朝食は抜いてください
- 手術当日10:00
9時から10時の間にご来院
手術の説明とお預かり
手術前の検査
- 手術当日12:00~14:00
手術開始のご連絡
手術
院長より手術終了のご連絡
(麻酔からしっかりと醒め、異常がないことを確認した上で、手術終了のご連絡)
- 手術当日入院
夕食は当院で準備します
- 手術翌日9:00
9時〜10時にお迎えにいらしてください
- 4日後
再診+傷チェック
- 2週間後
再診+傷チェック
手術の特徴
当院では、ワンちゃんの負担を最小限に抑え、より安全性の高い手術を行うため、以下のような手術方法を採用しています
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- 術前検査
- 各臓器が麻酔・手術に耐えられる状態か判断するため、術前に血液検査を行います。
高齢または循環器に不安がある場合のみレントゲン検査も行います。
- ガス麻酔
- 麻酔を導入する際、怖い思いをさせることのないよう抗不安薬注射をした上で、ガス麻酔をかけます。ガス麻酔を使用することで、麻酔深度の調整が注射麻酔に比べ、細かく行えるため、手術の進行に合わせて麻酔量を加減し、身体への負担を抑えることができます。
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- 手術
- 当院の避妊手術件数は非常に多く、熟練した獣医師が手術にあたっております。また、一生に一度の手術を安全に行うため、全ての手術器具は滅菌消毒し、使い捨て可能な器具は毎回新しいものを使用しております。
- 超音波メス
- 子宮・卵巣を切除する際、超音波メスを用います。体内に残る異物(縫合糸)を減らし、異物反応のリスクを排除します。また、確実な止血効果と手術時間の短縮により、身体への負担を抑えます。
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- 縫合
- 溶けて体内に残らない縫合糸を使用し、腹膜腹筋、皮下組織、表皮の三層全てを丁寧に縫合します。
さらに、表皮においては、埋没縫合(外から見えない特殊な縫合法)により傷口を塞ぎます。
この方法では外に糸が露出しないため、抜糸、エリザベスカラー(傷口を舐めることで傷口が開いたり化膿したりすることを防ぐ保護具)、 外用薬が不要になり、ワンちゃんのストレスを抑えることができます。